先日ニーズとウォンツの違いについて意識しましょうというコラムを書きました。
過去のコラムはこちら「今、ニーズとウォンツの違いを意識することの重要性」
今回ある本を読んで気づきがありましたので、
さらに深堀して、それをお伝えします。
ジェラルド ザルトマン教授(ハーバード大学経営大学院名誉教授顕在)によると
顕在意識は5%で、潜在意識は95%
顕在化する前に、潜在下で物事は決定されている。
と発表されています。
- ○○が欲しい。
- ○○がしたい。
そう顕在化する前に、潜在意識の中で思考は繰り返され、決定は行われている。
ということです。
私たちは、顕在化意識の中で生きています。
生活する中で、まず潜在意識を意識することはありません。
その習性があるので、マーケティングを考える時、
お客様が、「家を建てたい」と思った時、(顕在化した時)に商談につなげる為の方法
についてあれこれ考えます。
(私ももちろん、潜在意識で物事を考えることは無いです)
しかし、潜在意識に意識を向けてみると色々なことに説明がつきます。
- こんな暮らし素敵だな
- こんな家づくり素敵だな
- この家カッコいいな
- こんな人たちの家づくり楽しいかも
など、潜在意識の中で思考が繰り返されたら、
家を建てたい
では無く。
この人たち(会社)の建てた家で暮らしたい!
になります。
SNSが生まれるまでのマーケティングでは、
潜在下に情報を届けることは難しかったですよね。
なので、SNSが無い時代は、「家を建てたい」と要望が顕在化してから、
住宅雑誌を手に取る、googleで検索する。
とお客様から接触がありました。
しかし、SNSが盛んな今では、「なんかいい」と思ってもらえれ、
フォローされることで、
SNSを通じて潜在下にその良さを伝えることができます。
そのロジックで考えるとSNSの運用方法もしっくりきます。
家を建てようとしている人を探すのでは無く、
私たちと家づくりをして暮らすとこんなに楽しいよ。
と、需要を喚起させるイメージで運用させるとSNSは良い役割を果たします。