エアコンは付けたり消したりしない方が電気代がかからない。
連続運転より間歇運転の方が電気代がかからない。
と言われていますが、実際のところは、やっぱり連続運転する方が電気代がかかります。
オンオフ運転すると、室温が低い状態から一気に温める必要があるので、
エアコンは大型になり、その時は電気を結構使います。
下の図を見ても分かるように、冷えた部屋(左側)を温めようとすると結構大きな負荷がかかります。
ただ寝る時だけつけるとかの場合であれば、
温まるまで負荷がかかったとしてもトータルの電気代では、オンオフ運転の方が安くなります。
これをZEH程度の断熱性能で、省エネの家だからと連続運転をしてしまうと、
とてもびっくりする電気代が請求されます。
それはZEH程度の家であれば冷暖房はそこそこ効きますが、
結構な電気を使って頑張って暖房しているからです。
なので、連続運転で温度差が無い家に暮らそうと思うと、等級5(ZEH)では足らず、
等級6は最低必要だと考えます。
確かにオンオフ運転の方が電気代は少なくて済みますが、
連続運転することのメリットとしては、床壁天井の温度が高くなるので、
輻射熱で体感温度が快適になります。
同じ室温でも、連続運転で、断熱気密がしっかりされている住まいは快適性が違います。
温度差が無く冷暖房を連続運転しても快適に暮らせる、断熱等級6以上の住まいをおすすめします。