機械に頼り過ぎないことが大切な理由

新築住宅を建てる時、最新の設備、最新の機械に頼り過ぎないことが大切だと考えています。

それは、家に比べて機械や設備は圧倒的に早く壊れるということです。

どれくらい時差があるかというと、

住宅の寿命を60年と仮定します。

電気で動く機械のおおよその寿命は10年から15年。

10年以上で機械はメーカーで部品を保有もされなくなります。

となると壊れたら交換になります。

なので、機会は10年で壊れる。ということを頭に入れておきましょうということです。

ついつい新築の時に設置された機械は、家同様ずっと使えそうな錯覚に陥ります。

そうではないことをしっかり認識しておきましょう。

そう考えると、大型のビルトインの全館空調はまず選択しないと思います。

ほとんどの方は大型の全館空調が壊れたら、その費用の高さと、工事期間で

ほぼ家電量販店でエアコンを購入して壁に付けています。

住宅ローンを35年で組んでいれば、

もちろん壊れたエアコンの支払いもまだまだ払い続けなければなりません。

それは無駄遣いになるのでやめた方がいいのは想像できると思います。

もう一つは床暖房。

あれも長い年月で壊れます。

そもそもエネルギーを使うので、こんなに電気代が上がった今、

床暖房は使わない方がいいと私は思っています。

その予算があるなら、

断熱にしっかりコストを投じ、

エアコンは安い小さなエアコンでまかなうようにするのが

賢い選択なのでは無いでしょうか。

まずは、断熱気密をしっかり行い、

その上で少ないエネルギーで、

将来交換することも見据えた機械計画を行いましょう。